蛇女の部屋

この夢も物心ついたころから、繰り返し何度も見た不思議な夢。

古びた平安寝殿スタイルの住居。きっと栄えた時は、宮島の厳島神社の様な綺麗なオレンジ色の柱だったと思われるが、塗装は剥がれていたり色が薄くなっている。

四角く渡り廊下で囲まれていて中心には池がある。水はあるけど、何だか暗くて池というよりは沼みたいだった。

4歳位の私と7歳位の兄が着古した着物を着て、元気に渡り廊下をいつも走り回っている。使用人も何人かいるみたいだけど、みんな着古した着物を着ている。でも、みんな優しく私達二人を笑顔で見ている。四つ角に部屋があるが、最後の小さな部屋には蛇女がいると私は知っていた。

勿論、兄も知っているはずなんだけど、兄は必ずその部屋に入ってしまう。

そして、それを見て私は「また、やったぁ！」と大爆笑している。

数秒もすると中から「ギャー！」と兄が叫び、猛ダッシュで部屋から出てくる、という夢。

実際、夢の中で一度も、私はその部屋に入っていないので、蛇女を見た事はない。でも、そこが蛇女の部屋と知っていた。そして、なぜいつも兄は蛇女の所に毎回行くのかもミステリー。

中学生位まではこの夢を何度み見ていたけど、大人になってからは一度も見ていない。

でも。。。、この夢にはちゃんとエンディングがあったのです。エンディングの夢は次回。

こんな渡り廊下を兄と走ってた。もちろん、厳島神社みたいに広くは無かったけど、以前は栄えてた家だった様なイメージ。

蛇女の部屋から出て来た兄はこんな顔してたな、、、そして、私も写真の様に笑ってた！